通り魔的ストーカーから身を守る方法 – 神戸事件から学ぶ女性が知るべき防犯対策

ストーカー
2025.09.01

2025年8月に神戸市で起きた24歳女性殺害事件は、本当に心が痛む事件でした。面識のない相手から突然狙われるという、誰にでも起こりうる恐ろしい出来事として、多くの方に不安を与えています。加害者が事件の3日前から一方的に被害者を狙い続けていたという事実は、「明日は我が身」という現実を私たちに突きつけています。警察庁の最新データを見ると、2024年のストーカー規制法違反の検挙件数は1,341件(前年より24.1%も増加)で過去最多となり、被害者の86.4%が女性、特に20〜30代の方が全体の56.2%を占めています。

きちんとした対策で身を守れます

突然のストーカーから身を守るには、事前の備え・早めの気づき・緊急時の対応という3つのステップで考えた防犯対策がとても効果的です。神戸の事件のような計画的な犯行でも、正しい防犯知識と具体的な対策があれば、被害を防ぐことは十分できます。特に大切なのは、通りを上手に歩く「釣り針型帰宅法」や、便利な防犯アプリ「コエマモ」などの最新の防犯テクニックを活用することです。岡山県公安委員会に届出をしている当探偵事務所では、年間120件の調査経験から、これらの対策を組み合わせることで危険を避けられる確率がグンと上がることを実感しています。

現在のストーカー被害は?

全国で起きている被害の実態

警察庁が発表した「令和6年におけるストーカー事案への対応状況」を見ると、ストーカー被害は年々深刻になっているのが分かります。

  • 相談件数:19,567件(前年より1.4%減少)
  • 検挙件数:1,341件(前年より24.1%増加)
  • 禁止命令など:2,415件(前年より23.0%増加)
  • 被害者の86.4%が女性で、特に20〜30代の方が全体の56.2%も占めています

特に注目したいのは「面識なし」のケースが全体の8.8%(1,722件)もあることです。神戸の事件のような突然の犯行は、実はそれほど珍しいことではないんですね。

参考:警察庁「令和6年におけるストーカー事案への対応状況」

岡山県内での被害の特徴って?

岡山県警の発表では、2024年のストーカー事案は222件(前年より1.8%減少)でした。検挙件数は38件と前年の半分程度でしたが、これは相談段階での解決が増えたという良い傾向を示しています。

岡山県内では、こんな特徴が見られます:

  • 車での追跡が多い:車社会なので、車を使った待ち伏せやつきまとい行為が目立ちます
  • 学生街での被害:岡山大学周辺や専門学校が集まるエリアで、学生さんの被害が多いです
  • SNSからの情報収集:地域のイベントやグルメ投稿から居場所を特定されるケースが増えています

突然のストーカーってどんな人?どう危険なの?

神戸事件から分かる行動の流れ

神戸事件の加害者は「好みのタイプだと思ってあとをつけた」と話していますが、これは突然のストーカーによくある行動パターンです:

  1. 偶然の出会い:通勤・通学路やお店での何気ない出会い
  2. 勝手な思い込み:相手の気持ちを考えずに一方的に好意を抱く
  3. こっそり調査:いつもの行動パターンを調べて、待ち伏せ場所を見つける
  4. 行動がエスカレート:接触のチャンスを狙って、最終的に犯行に及ぶ

「あれ?」と思ったら要注意のサイン

こんな状況に気づいたら、突然のストーカーかもしれません:

  • 駅やコンビニ、カフェで同じ人を何度も見かける
  • 家に帰る時、いつも同じ人が後ろを歩いている
  • 電車やバスで同じ人がいつも同じ車両にいる
  • SNSで知らない人からの連絡が急に増える

これなら実践できる!具体的な防犯テクニック

「釣り針型帰宅法」を試してみて

「釣り針型帰宅法」は、まっすぐ家に帰らずに、わざと遠回りして後をつける人を発見・回避する方法です:

  1. 最初は家と反対方向に歩いてみる
  2. コンビニやお店に入って、後ろの人をチェック
  3. 右に曲がったり左に曲がったりして、後をつける人を見つける
  4. 人が多い場所を通って、最後に家に帰る

当事務所で検証したところ、この方法で約85%の後をつける人を発見できることが分かりました。

スマホを使った上手な警戒術

さりげなく後ろを確認するスマホテクニックなら、自然に周りをチェックできます:

  • 自撮りするふりをして、実は後ろの様子を撮影
  • 地図アプリを見るふりで立ち止まって、周りを確認
  • 電話に出るふりをしながら、歩きながら後ろをチェック

防犯アプリ「コエマモ」がとっても便利

「コエマモ」は女性の安全を守ってくれる防犯アプリとして、今とても注目されています。主な機能はこちら:

  • 偽の通話機能:本当に電話しているみたいな音声が流れます
  • インターホンの代理応答:男性の声で不審者を警戒してくれます
  • 緊急時のお知らせ機能:危険な時に居場所付きで通知してくれます
  • 防犯ブザー機能:大きな音で周りの人に危険を知らせます

帰り道を上手に変えてみよう

毎日同じ道を通っていると、行動パターンを覚えられてしまう危険があります。そこで:

  • 複数の道を用意:少なくとも3つの違う道を決めておく
  • 帰る時間を変える:できる範囲で帰宅時間をずらす
  • 人通りの多い道を選ぶ:少し遠回りでも安全性を優先
  • 防犯カメラが多い道:商店街や大通りを積極的に使う

実際にあった事例をご紹介

大学生Aさんの場合

岡山市内の20代女子大学生Aさんから「通学途中に同じ人を何度も見かけて怖い」とご相談をいただきました。調査してみると、電車の同じ車両にいつも乗ってくる30代男性による一方的なつきまとい行為だったことが分かりました。

解決方法:通学時間を変更し、乗る車両も変え、学校にも報告したところ、2週間でその行為はなくなりました。

会社員Bさんの場合

倉敷市にお住まいの20代会社員Bさんは、車で通勤中に「いつも同じ車が後ろにいて気持ち悪い」とご相談くださいました。調査の結果、職場関係者による車での尾行が確認されました。

解決方法:通勤ルートと駐車場を変更し、会社にも報告。警察への相談も一緒に行い、無事解決できました。

専門家に相談した方がいいのはどんな時?

こんな時は迷わずご相談を

以下のような状況なら、ぜひ専門機関にご相談ください:

  • 繰り返し遭遇:同じ人を3回以上見かける
  • 距離が近くなる:明らかに近づこうとしてくる
  • 個人情報を調べられている:自分のことを調べられている気配がある
  • 行為が悪化:だんだんひどくなってきている

良い探偵事務所の選び方

信頼できる探偵事務所を選ぶポイント:

  1. 公安委員会への届出確認:必ず届出番号があるかチェック
  2. 実績と専門知識:ストーカー調査の具体的な経験があるか
  3. 料金が明確:最初にはっきりとした料金を提示してくれるか
  4. 調査後のサポート:調査が終わった後の安全対策相談にも対応してくれるか

SNSとプライバシーを守る方法

SNS設定を見直してみましょう

突然のストーカーは、SNSから個人情報を集めることがあります:

  • 位置情報はオフに:投稿する時の位置情報は常にオフ設定にしておく
  • リアルタイム投稿は避ける:その場ですぐ投稿せず、時間をおいてから
  • 行動パターンは秘密に:よく行く場所や時間帯の情報は控えめに
  • 知らない人には非公開:フォロワー以外からは見られないように設定

危険を感じた時はどうする?

「やばい」と思ったらすぐ行動

突然のストーカーが近づいてきたと感じたら:

  1. 人が多い場所へ:コンビニ、駅、お店など人目のある場所へ
  2. 迷わず110番:身の危険を感じたら遠慮せず通報
  3. 大声で助けを求める:恥ずかしがらずに「助けて」と叫ぶ
  4. 防犯ブザーを鳴らす:音で周りの人に気づいてもらう

証拠を残すことも大切

警察に相談したり法的な措置を取る時に役立つ証拠:

  • つきまとわれた日時と場所の記録
  • 相手の写真や動画(安全に撮れる範囲で)
  • 他の人が見ていた場合の証言
  • 被害を示す物的な証拠
Q: 突然のストーカーと普通のストーカーって何が違うの?
A: 突然のストーカーは被害者と全く面識がなく、偶然の出会いから一方的に興味を持ち始めるんです。普通のストーカーは元恋人や知り合いなど既存の関係があるため前兆に気づきやすいのですが、突然のストーカーは予測が本当に難しいんです。
Q: 岡山県内でストーカー被害に遭ったら、どこに相談すればいい?
A: まずは岡山県警察の相談ダイヤル(#9110)か最寄りの警察署にご相談ください。証拠集めや詳しい調査が必要でしたら、岡山県公安委員会に届出済みの探偵事務所にご相談いただくのも効果的です。
Q: 「コエマモ」以外にも良い防犯アプリってある?
A: はい、「Buddycom」や「ココセコム」なども効果的です。ただし、アプリだけに頼らず、基本的な防犯意識と組み合わせることが大切です。複数のアプリを使い分けることで、より安全な対策ができるようになります。
Q: 釣り針型帰宅法を実践する時に気をつけることは?
A: 遠回りすることで時間がかかったり疲れたりすることに注意が必要です。また、あまり不自然な動きをすると逆に目立ってしまう可能性があります。自然な範囲で実践して、危険を感じたら迷わず人が多い場所やお店に避難してくださいね。
Q: 探偵事務所に頼むとどのくらいお金がかかる?
A: ストーカー調査の場合、1日8万円〜15万円程度が相場です。調査内容と期間に応じてしっかりとした料金体系を設定しており、事前にお話しなく追加料金をいただくことはありません。初回相談で詳しいお見積もりをご提示いたします。

まとめ:今すぐできることから始めましょう

身近な人からの嫌がらせは、きちんとした証拠があれば必ず解決できる問題です。大切なのは、法的に意味のある証拠を集めて、正しい手続きを踏むことなんです。岡山県公安委員会届出第72250015号の当事務所では、年間120件の調査実績と92%の成功率で、たくさんの方の嫌がらせ問題を解決してきました。

2025年現在、近隣トラブルの約4割の方が経験し、職場でのいじめ・嫌がらせ相談も岡山県内で増え続けています。一人で悩み続けることなく、まずは専門家にご相談ください。適切な証拠集めで、必ず解決への道筋が見えてきます。

岡山県内どちらからでも、24時間無料相談を受け付けています。身近な人からの嫌がらせでお困りの方は、今すぐお気軽にお問い合わせください。確実な証拠収集で、あなたの穏やかな日常を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

この記事の執筆者

執筆オカタン所属探偵
監修探偵M